第49回 日本消化器がん検診学会 九州地方会

会長挨拶

会長顔写真

第49回日本消化器がん検診学会九州地方会

会長 宮原 広典

(鹿児島厚生連病院副院長)

「第49回日本消化器がん検診学会九州地方会」を、2019年9月21日(土)に鹿児島県市町村自治会館において開催させて頂くこととなりました。

日本消化器がん検診学会は、1959年に「胃癌研究連絡会」として発足し、1964年に日本胃集団検診学会、1982年に日本消化器集団検診学会へと領域を広げながら発展し、2006年に現在の名称に変更されています。九州支部は1971年に発足し、現在の会員数は800名を超え、当地域における消化器がん検診の向上と地域住民の健康と福祉に寄与することを目的として活動を続けています。また、放射線技師を中心とする放射線研修委員会や保健師を中心とする保健衛生部会も所属し、コメディカルとの円滑なコミュニケーションを図り、高いレベルの消化器がん検診が実施できるように研鑚を続けています。

さて、わが国では、いわゆる「団塊の世代」の全てが75歳以上となる2025年には、健康・医療行政において危機的状況となることが危惧されており、厚生労働省は、「国民の健康寿命が延伸する社会」づくりを目指して、予防・健康管理等に係わる具体的な取り組みを推進することを目標として掲げました。そのために必要なこととして、がんや循環器疾患などの発症予防・重症化予防を図ることであると提言しています。2017年の統計によれば、男女ともに、がん死亡数の上位5つの中に胃がん、大腸がん、膵臓がんが入ることから、消化器がん検診学会の果たす役割は非常に大きいものと考えられます。

近年、検査技術・診断技術の進歩に伴い、多くのがんが早期に発見され、治療後の予後も大いに期待されるようになりました。健康寿命が延伸する社会づくりを目指すためにも、その技術革新の恩恵を、より多くの住民が受けられる社会が必要と実感しています。そこで、本学会のテーマを「住民とともに歩む消化器がん検診をめざして」と掲げました。がん検診における最新の技術や情報を習得することに加え、それを広く展開していく方策についても議論できる機会となるよう微力ながら努めていく所存ですので、多くの先生方や技師の方々のご参加をお待ちしております。